Highly Sensitive Person Part 2

前回の記事の続きです。

自分がHSPかもしれない(正式に医師から診断を受けたことはないので、あくまでも「かもしれない」です)ということがわかってから、それまで経験してきた謎の生きづらさが徐々にわかってきました。

僕は今まで中学校・高校の教師をしていたのですが、正直、HSPにとってこの職種は合っていない部分が多いと感じています。40名前後の生徒(しかも悩み事が多い年齢)の感情に同調してしまうだけでも疲れてしまい、かといって仕事上(そして性格上)距離を取るわけにもいかないから常に生徒の感情を受け止めてしまいます。職員室にいても、ほかの教師のストレス、緊張感、疲れ(教員という仕事はブラックそのもの)…等が伝わってきて居心地が悪い。追い打ちをかけるように、保護者からの電話対応で時間をとられてしまいます。朝8時から夜9時、遅ければ10時までずっと仕事をして、一人の時間がもてない。

振り返ってみると、最初の職場ではよく生きていたな、と思ってしまいます。そして辞めて本当に正解だったと改めて思います。

僕がHSPを知ったのは2番目の職場で働き始めて半年が経過したくらいの頃でした。労働条件はその前の職場よりは大分マシになったとはいえ、やはり教師という仕事の性質上、人間関係の難しさは感じていました。それでも、生徒、保護者、同僚の教員と程よい距離感をとるようにする、自分軸やバリアを作る、自分の意見を工夫して伝える、一人の時間を迷惑がかからない程度に持つ…など、試行錯誤をしながら仕事をしていました。その努力のかいもあってか、そして色々なセミナーやセッションのおかげもあってか、心身ともに健康な状態で約4年間の契約を全うすることができました。最初の職場は嫌になって辞めたのですが、二番目の職場は仕事を全うすることができて充実感を持ちながら辞めることができたのは、自分の中で大きな成長だと今でも思います。

HSPが仕事で役に立ったことも勿論あります。様子がおかしい生徒のちょっとした異変に気付いたり、発言の本気度がわかったり(建前や嘘を見破ったり)、同僚からの信頼を得たり(その分人間関係で疲れたけど)…と、プラスの面も色々とあります。プラマイゼロでは決してないけれど、マイナス多めだけどプラスもそこそこ、といったのが今振り返ってみての印象です。

そういえば教師の仕事だけでなく、鑑定業でもHSPが役に立ったことがあります。共感能力があったからですね。占い館で占い師をしていた時代の例ですが、とある女性が相談に来たとき、なぜか体中に痛みが出てきたことがあるのですが、それを伝えたら、その女性は家庭内暴力を旦那さんから受けているというのがありました。あとは、別のとある女性の例だと、仕事の相談に来たのに、何故かその人のお父さんとその彼女が喧嘩をしている様子と声が聞こえてきて、何かと思って聞いてみたら、前の日の夜に父親と喧嘩をしていたことがわかりました。

占い師時代も役に立っていた部分はありますが、やはり他者との境界線があいまいすぎたせいか(そのおかげで共感できた)、謎の体調不良になったり、翌日の朝起き上がれなくなったりしたこともありました。適度に共感して、適度に線引きをしなければいけないのですが、このバランスがとても難しいです。

これは個人的な印象ですが、スピリチュアル業界で仕事をされている方にはHSPが多いと思っています。敏感で繊細だからこそ他人の痛みがわかるので、ヒーラー、鑑定士、セラピスト、エネルギーワーカーを志す人が多いのでしょう。そういった方々は仕事を続けていく上で、HSPならではの苦労も多く経験されていると思いますが、長く続けている人というのはやはり心身のケアをきちんとされているのでしょう。長く現役でやっている人は、繊細だけれどブレずにフラットな方が多いですね。

業界人じゃなくても、精神世界に興味のある人にもHSPは多くいると思っています。感覚が鋭敏ということは、見えない世界の情報や微細な刺激も感覚としてとらえることができるからです。施術者が降ろしたものに相談者が同調することは訓練と内観次第で誰でもできることですが、HSPの人だったらそれが早いような気がします。

投稿者: dragaliens

30代男性。元教師。 見えない世界に興味がある。 自分を癒やす旅を続けている。

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