一昨日はNaniyaさんで鑑定会でした!蒸し暑い中お越しいただいた方々、ありがとうございました。オーナーの沖沢さんにも深く感謝です。
次回の鑑定会は9月26日(日)です。前日の25日(土)には第2回透視講座も開催します。お申し込み希望の方は、Naniyaさんのブログからどうぞ!
さて、こういう仕事をしていると、人の悩みの多様性に驚くことがあります。一見、「え?それって良いことなんじゃない?」と思えるようなお悩みもあります。
例えば、「お金がありすぎて困る」という悩み。「お金が無いんです」という人から見れば「ナメてんのか」と怒り出すようなお悩みですが、本人はとても悩んでいるんです。
というのも、お金があることで「失くしてしまう恐怖」が常につきまとうとのこと(そして失うダメージも大きい)。あるいは、お金があることで怪しい投資話や詐欺の被害に遭ったり、税金関係で神経を使ったり、下手に結婚できなかったり(金目当て、遺産目当ての結婚のリスク)するという話を聞きます。
あとは、「美しすぎる/ハンサムすぎる」という悩み。自分に酔っているナルシストなら、まぁ放っておいていいのですが、深刻に悩んでいる人もいるんです。常に最新のファッションやメイクで人前に出なければいけないプレッシャーがあったり、アンチエイジングやボディケアに時間と金を大いに費やしたり、顔にばかり注目がいってスキルや知識に注目してもらえなかったりするそうです。
他にも、「有名大学卒であることの悩み」、「名家の跡取りであることの悩み」…等、一見恵まれていそうに見えても実は本人はとても悩んでいるというパターンは結構あります。
これは占い師時代に気付いたことなのですが、「『幸せ』の定義は人によって違う」ということです。こちらは「結婚」が幸せだと思っていても、別の人にとってはそれが不幸の始まりだと捉えることもあるし、「非正規雇用」でも幸せに暮らせると思っていても、「正社員」でなければ幸せになれないと思っている人もいるのです。
そして幸せの定義が違うならば、必然的に「どのポイントで悩むか」というのも違ってくるわけです。だからこそ、お金がありすぎて悩んだり、器量がよくて悩んだりするわけですね。
ひょっとしたら、私たちが他の人のことで「羨ましいなぁ」と思っている物事も、その人にとっては悩みの種なのかもしれません。そう考えると、何事もほどほどが一番なのかな、とも思えてきます。