引っ越しドタバタ騒ぎ【中編】

前回の記事の続きです。

さて、物件探しが振り出しに戻り、ひとまずはネットで気になった物件を探しては不動産屋にアポを取る、ということを繰り返していました。この時点で既に2月中旬。3月中旬までに引っ越し準備や手続きを済ませておくことを考えると、そろそろ決めておきたいタイミングでした。

最終的に、不動産屋Yと不動産屋Zという二つのお店に辿り着くことに。それぞれ、Yの方はBさん、Zの方はDさん、という方が担当してくれました。もうこの時点で、色々と物件を見すぎて軽くゲンナリし始めていたのですが、それでも物件を見るための気力はまだ持っていました。

予定を上手いことやり繰りした結果、同じ日の午前中に不動産屋Y、午後に不動産屋Zで相談に行くことになりました。

そして当日。まずは不動産屋Yへ。

ここでは事前に気になっていた1件と、当日提案していただいた2件を追加で内見しました。ただ正直言って、いずれも「なんだかパッとしない」という感じ。自分がそこで新生活を過ごしている様子がイメージできなかったのです。

というのも、そもそも不動産屋Yでメールのやり取りをしていたのがBさんという人で、この日もBさんに色々と案内をしてもらうはずだったのですが、なんとBさんが所用で不在。そのため、急遽Cさんという方が対応してくれたのですが、諸々の引継ぎなどは無かったため、一から順番に説明をしていく…という、かなり効率の悪いことをしていました。

どうやら火急の要件だったようなのでBさんを責めることは出来ないし、Cさんも色々と丁寧に対応してくれたので有難かったのですが…なんだか間が悪いのと、いずれもピンと来る物件ではなかったので、不動産屋Yで紹介してもらった物件は候補から外れました。

その後は電車で移動して、次の不動産屋Zへ。

不動産屋Zに到着して席に着くと、DさんではなくEさんという別の方が。どうやらDさんは前のお客さんの対応をしていて遅れるらしく、その間はEさんが担当してくれることになったのです。

「うーん、なんだか今日は担当者が替わるパターンが続くなぁ」と思いながら、Eさんと物件を色々と見ることに。条件等を一から説明して探していたのですが、待てど暮らせどDさんが来ない。

結局、入店から2時間弱くらいでDさんが戻り、Eさんと交代して対応をしてくれたのですが、なんだかもうこの時点でこちらの気力は無くなりつつありました。

それでもDさんと一緒に物件を見て、最終的に3件の内見をすることに。ちなみにEさんから紹介してもらった物件はいずれも全く条件にかみ合わないものでした。あの時間はなんだったんだ…。

実際に内見に行って3件見たのですが、もう疲れてしまっていて、見ても心が動かないどころか「疲れたなぁ、腹減ったなぁ」ということしか思えない状態でした。そんな状態で見たものですから、いずれの物件もあまりパッとしなかったのです。

そして3件目に行ったアパートは、その前に行った2つよりも「ややまし」程度な所だったのに、「うん、良いかもしれないですね~(棒読み)」と、本音ではなくあくまでも社交辞令としてDさんには伝えました。遅れて来たとはいえ、対応してくれたり、車を出して内見させてもらったりして、さすがにDさんに対して少し申し訳ないと思ったからです。

その発言に、Dさんはすぐに食い付いてきました。「もしよかったら、この後事務所に戻って見積りを出して申込書だけでも送って、他の人に予約されないようにしましょうか」と、提案してきたのです。

普段の僕なら、あまり自分に響かないようなものをすぐにどうこうすることはせず、時間を置いて判断を下すのですが、あの時はかなり疲れていたんでしょうね。「はい、お願いします」と言ってしまったのです。これが今回僕が最大にやらかしてしまったポイントでした。Dさんがやたらグイグイきたから、流れに乗ってしまった部分が大きいです。不動産屋さんだから、何かしらのノルマがあったのかもしれません。

僕の中で、もうさっさと決めたい、という想いからそうしたのかもしれませんが、思えばかなり危険ですよね。自分からそんなに好きでもない方向に進んでいくなんて。疲れているときの判断力って本当に低下するものだな、と今でも思います。

そして不動産屋さんに戻り、そこから更に2時間くらいかけて見積書や申込書を作ってもらい、保証会社の審査の書類も送りました。書類を作ってもらっている時に「やっぱり申し込みを取りやめます」と言おうとしたのですが、熱心に色々と書類を作成して説明しているDさんを見ると、言い出せなかったのです。

不動産屋Zを出る頃には、もうすっかり夜でした。もうクタクタでした。この日の疲れだけでなく、前の記事の不動産屋Aとか、この日記では載せている以外にも不動産屋のやり取りとか、内見とか、もう色々な人とやり取りをして、場所を移動して、ということを繰り返していたからです。

だからこそ、そんなに好きでもない物件…と言ったら失礼な表現かもしれませんが、でも正直、パッとしない物件で契約の話を進めてしまったのでした。疲労のせいではなく、自分の脇の甘さが大きな原因だとは思いますし、疲れて判断を下すのは本当に良くなかったと、今でも反省しています。

そして帰宅…してからも、大変でした。

「本当にあの物件借りちゃうの?」、「いや、でも妥協必要だし、悪くはないし」、「いやいや、そもそもの条件とかなり違うよ?」、「えー、でもDさんに悪いし、もう疲れたし」…等、ザ・マインド全開すぎて、疲れているのに全く寝付けなかったのです。寝ようとおもっても、考えがどんどん浮かびあがって、それについて色々と感じたり、考えたりしてしまい、全くリラックスできませんでした。

しまいには、Dさんからの「契約しろ~」という念….というか生霊らしきものも来てしまったのです。Dさんは最初会った時にオーラが強い感じがしました。良く言うと、影響力がある。悪く言うと、押しが強いというか。更にそこにDさんの「今月の契約ノルマ」という目標意識(というかプレッシャー?)が付随してきて、しかも普段なら跳ねのけることはできる僕も疲れてガードが緩くなってしまったため、入られてしまったのでした。

生霊や念っていうのは、健康で楽しく過ごしていれば、受けても全然問題ない場合がほとんどですし、ある程度ガードすることも追い出すこともできます。でも、脇が甘いと入られちゃう。僕もまだまだ、ということですね。

結局、朝方までほとんど寝られず、翌朝は睡眠不足のまま仕事を始めました。

しかし、ただ寝られなかったわけではなく、布団に入りながら一つの答えに辿り着きました。それは、Dさんに物件の申し込みを差し戻す連絡をしよう、というものでした。

やっぱりこのままじゃダメだ、条件をクリアして、自分が納得いって、かつ好きになれるような物件じゃないと、後悔する、と思い直したのです。それって普通のことなのですが、やはり疲れると判断を誤ってしまうのですね。もう面倒くさいし、妥協は必要だし、ここでいいやー!とまで思ってしまっていました。本来、そういう考えは僕の考え方に反するのですが、判断力の低下って怖いですね。

昼頃、仕事がある程度落ち着いたタイミングを見計らって、Dさんにメールで申し込み辞退の連絡を送りました。これでDさんとの縁も切れるかな…と思いきや、そこは念が強い方。「今後とも物件を紹介させていただきますね」というメールが返ってきました。そのメールを開いた瞬間、「じっと見つめる目」のようなイメージが入り込んで来て、「あぁ、こりゃ監視されてる…」と慄いたのを覚えています。

【後編】に続く。

投稿者: dragaliens

30代男性。元教師。 見えない世界に興味がある。 自分を癒やす旅を続けている。

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