引っ越しドタバタ騒ぎ【後編】

前回の記事の続きです。

物件探しは、再び振り出しに戻ってしまいました。この時点で2月下旬。もうそろそろ決めないと、という焦る気持ちが強くなっていくタイミング。焦ったからといって物事が良い方向に動くはずはない、ということはわかっていたのですが、それでも気持ちは焦ります。

そして気持ちが焦ってくると、ネガティブな方向に考えてしまうのが人間です。僕自身もこの時、「もうこれって引っ越しするな、っていうことなのかな」と思えてきてしまったのです。

色々と考えてしまったのですが、一つのアイディアが浮かび、それを試してみることに。それは、「巳様と宇賀神様に良い物件と巡り合えるようにお願いをしてみる」というもの。ちなみにこの巳様と宇賀神様は奈良県の三輪に行ったときに買った置物です。

ここに来てスピリチュアルかよ!というツッコミがあるかもしれませんが、ええ、そうです。やっぱり最後の手段はコレなんです。結局、僕もふわふわスピリチュアルな人間なんです。

普段、神仏にお願いすることは滅多にしません。神社仏閣に行っても、基本的にはご挨拶をするだけです。というのも、「目標に向かって自ら動き続ける気持ち」と、「達成した際にちゃんとお礼をする」ということが確約できない限り、お願い事をしないようにしています。

でも、今回の物件探しはさすがにもう限界を感じました。「これはもう、神頼みしかねぇ…」と思い、巳様と宇賀神様に頼ったわけです。

毎日のようにお供え物をして手を合わせているのですが、この時ばかりは「希望通りの物件に出会わせてください」という願掛けをしました。勿論、純米の日本酒など、お供え物も少し豪華にして。

そして同日、気持ちを新たに、仕事の休憩時間を使って物件探しをすることに。

するとすぐに、気になる物件を発見!「これってもしかして願掛けの効果?」と思い、取り扱っている不動産会社Wに連絡を入れたのです。問い合わせフォームからメッセージを送信して1時間後、不動産会社WのJさんという方から電話が。

どうやら僕が問い合わせた2件のうち一件の申し込みはクローズしていたのですが、もう一つの一件はまだ内見が可能とのこと。そのまま話の流れで次の日に内見をさせてもらえることになり、しかも、「条件を送っていただければ、他にも内見可能な物件を提案させていただきます」と言ってくれたのです。

これは流れに乗るしかねぇ、と思い、条件等をメールでJさんに送信。翌日には不動産会社Wに赴きました。行ったときの第一印象はなぜかとても良かったです。今まで行った、X、Y、Zの不動産会社の方が規模は大きかったのですが、それでもWが一番自分にとってしっくり来る感じがしたのです。

担当者のJさんも好印象でした。昨日今日の話で他の業務もあるのに、店に着いた頃には物件を準備してくれていて、しかもこちらが色々と考えている時には一切口を挟まず、見守ってくれたのです。口数が少ない人ではなく色々と喋って相談したい、という人もいるかもしれませんが、個人的には他の人の話に流されてしまいがちな自分にとって、Jさんの対応の仕方は嬉しかったです。

最終的に3件まで絞りこみ、その3件の内見に行くことになりました。ちなみに問い合わせた物件はネット環境に不明な部分が多かったので却下しました(これに関しては、Jさんがアドバイスをしてくれました。本当に感謝)。

内見のときは担当者が替わり、Kさんという方が担当してくれました。「え、また担当者変わるパターン?」と構えていたのですが、店に入ったとき、そしてJさんと初めて会ったときと同じような良い印象がありました。オーラというか滲み出るものというか、好意的な感じがKさんからしたのです。

一件目に向かっている途中、「今回の、今までのどの不動産屋や担当者でも感じなかった好印象。ひょっとして今日の3件のどれかで決まるんじゃないの?」という期待感が膨らむと共に、巳様と宇賀神様の導きを強く感じずにはいられませんでした。

一件目、二件目と見学に行ったのですが、特に一件目からは「歓迎されている感じ」を受けました。土地に歓迎されているのか、それともただ単に良い感じがしたのかはわからないのですが、「なんとなく心地よい」感じはしました。

そして三件目。正直、ここは第三候補で、「試しに見てみようか」というオマケな扱いでした。

三件目に着いた時、部屋の鍵が見つからないというちょっとしたトラブルが発生。「少々お待ちください」と言ってKさんが色々と探していたのですが、それでも中々見つからない。

「うーん、これは『ここじゃないよ』っていうメッセージなのかな」等と思いながら待っていると、アパートの隣にいる家から、一人の女性が。その方は僕に、「もしかして内見で来られた方ですか?予備の鍵があるので開けましょうか?」と話しかけてくれたのです。

後にわかるのですが、この方が実は大家さんなのでした。正確には大家さんから管理を任されている人なのですが、実質大家さんみたいなことをされていました。

あちこち探しているKさんを呼び戻して事情を説明すると、大家さんがKさんに予備鍵を貸してくれて、無事に内見をすることができました。

部屋に入ってみると、悪い感じはしない。むしろ好意的。というか、アパートの敷地内に入ってきてから良い感じがしていました。そして条件的に見ても、大部分で条件を満たしており、妥協点はほとんどない。

「もしかして、ここがいいんじゃないのかな」

と、思えてきたのです。

そして内見が終わり、不動産屋Wに帰る道で、Kさんに三つ目の物件で話を進めたいことを伝えました。この時にも、Kさんは決して申し込みを勧めたり、強く言うことはなく、Jさんのようにこちらの意見が出るまで待ってくれました。

そして不動産屋Wに到着後、三件目の物件を管理している会社に提出する書類を作成して送ってもらい、無事に申し込みが完了。と、同時に、物件探しのドタバタ騒ぎも無事に終わったのでした。いや~、長かった。2月の初め頃から下旬まで、一ヶ月はかかりました。

そしてまさか、願掛けして2日という超スピードで終わることになるとは、思いもしませんでした(こんなことなら最初から願掛けしておけば…とも思いましたが、今回はこういうプロセスだったのでしょう)。龍は大企業とか国家レベル、蛇はもっと個人レベルの願いを届けるという傾向がある(勿論例外はある)、ということを前に氷室さんと話したことがあるのですが、やはりそうなのかもしれません。次の日に、おにぎりのお供え物をして感謝を伝えました。

そしてつい先日、契約も入金も済ませ、後は鍵を受け取るだけの段階に。物件の申し込みが集中する時期のせいか、管理会社の審査で少し時間がかかったのですが、問題なく合格しました。

今になって振り返ってみると、今回の決め手となったのは、「人柄」かなぁ、という結論に。勿論、実際に物件を見て「いいな」と思ったり、物件が条件を大体満たしていたり、ということもありますが、Jさん、Kさん、そして大家さんと、会う人全てが素敵だったというのが大きかったです。不動産屋Xの大家さんや、不動産屋ZでCさんという圧が強めな人の後だったから、余計にそう感じたかもしれません。

ひょっとしたら、JさんやKさんはノルマがあったから丁寧な対応をしてくれたのかもしれない。ひょっとしたら大家さんは、空き部屋を作りたくないから、対応してくれたのかもしれない。そうなのかもしれませんが、それでも露骨にそういった裏事情を前面に出すことはなく、気配りでしてくれたことがよく感じ取れました。

ここ数ヶ月感じている、「スピリチュアルであろうと何であろうと、どんな分野でも根底にある大事なことってやっぱ人間性じゃないか」という自分の考え方に、またしても体験談が追加されるようなドタバタ騒ぎだったかもしれません。

とにもかくにも、引っ越しが決まりました!しばらくは久しぶりの一人暮らしを心待ちにしながら、諸手続きやら準備やらをやっていく予定です。

投稿者: dragaliens

30代男性。元教師。 見えない世界に興味がある。 自分を癒やす旅を続けている。

コメントをどうぞ

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。